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厳しいと恨まれた元PTA会長の私には、誰にも話せない事情がある

コラム

後任が変えたもの

年度末、私は会長を退きました。後任に手を挙げたのは、あの日私が傷つけた彼女でした。

「私のやり方で進めさせてください」その声を聞いたとき、内心焦る自分がいたのです。

彼女が作った新しいルールは、私のやり方の否定そのものです。けれど、会議室の空気がやわらかくなっていくのを遠くから見て、正しいのは彼女のほうだったと認めざるを得ませんでした。

そして...

彼女のやり方でうまく回るなら、それが一番いい。頭ではそう思っています。でも時折、「あの崩壊寸前の状態を立て直したのは私だ」という声が胸の中で暴れます。感謝されたいわけではありません。ただ、あの厳しさがなければ今のPTAも存在しなかったという事実を、誰かに知っていてほしかった。

言えないまま、卒業式の日が近づいています。彼女が周りの保護者と笑っている姿を見届けて、私はそっとこの学校を去るつもりです。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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