
「あの子、空気読めないよね」仲間はずれにされた娘→大人たちが知らない場所で娘がしていたこと
コラム
小さな公園のブランコ
娘の帰りが遅い日が続いていました。ある日、気になってそっと通学路を辿ってみると、学校裏の小さな公園に娘がいました。一人ではありません。隣に見慣れない女の子が座っていて、二人並んでブランコをゆっくり揺らしています。近づくと娘が気づいて言いました。「ママ、この子ね、2学期に転校してきたの。まだお友達いないから、私が一緒にいるの」。隣の女の子がぺこりとお辞儀をしたとき、胸の奥がきゅっと締まりました。
そして...
帰り道、思い切って「グループの子たちと何かあったの?」と聞きました。娘は少し黙ってから答えました。「みんながあの子のこと仲間に入れてくれなくて、私がやめなよって言ったの。そしたら関係ないでしょって言われた」。
空気を読まなかったのではなく、読んだ上で読めないふりをした。9歳の娘がそう選んだのだと気づいたとき、「そっか」としか言えませんでした。娘の手をそっと握ると、小さな手が握り返してきます。その手のひらが少しだけ汗ばんでいたことを、たぶん私はずっと忘れません。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























