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「毎月誰かにギフト送ってるの知ってるよ」と彼に送ったら→「バレた?」の後に来た説明で私が泣いた

コラム

3年前の親友

彼が送っていたのは、3年前に交通事故で亡くなった親友の奥さんと娘さん宛のギフトでした。事故の少し前、彼は仕事のことで親友と言い争い、絶交状態のまま訃報を聞いたそうです。葬儀の日、奥さんに「誤解しないで、彼はあなたのこと話してたよ」と声をかけられ、何も返せなかったと書いてありました。それから3年、月命日に、ささやかな食料ギフトを送り続けてきたといいます。「会いに行く勇気が、まだ持てない。これくらいしか、できないんだ」。文字の向こうにいる彼が、初めて見せた弱さでした。

そして…

その夜、家に帰った彼は、私の顔を見て少しだけ笑いました。「黙っててごめん」と短く言って、それきり俯いてしまいました。私は「どうして話してくれなかったの」と聞きたくて、それでも聞けませんでした。聞いたら、私はきっと「会いに行ってあげなよ」と背中を押してしまうから。3年も一人で抱えてきた人に、それは違う気がしたのです。代わりに、温かいお茶を入れて、隣に座りました。彼の手の甲に、私の手をそっと重ねたとき、彼の指先が少し冷たかったことだけを、よく覚えています。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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