おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

母とペットショップで見た柴犬。「あの子可愛いよね」の一言が彼女を2分間悩ませていた話

コラム

「説明不足だった」と謝った夜

そのとき僕は、ただ「ややこしい送り方しちゃったな」とだけ思っていました。彼女が冗談めかして返してくれたから、笑い話で済ませられた気でいたのです。

夜になって、二人でごはんを食べに行きました。注文を終えたところで、彼女がこう切り出しました。

「実はね、今日のあのメッセージのとき、本気で動揺してたんだ」

頭の中であらゆる女性の顔が浮かんで、自分のことを疑った時間だったと、彼女は話してくれました。僕はすぐに「ごめん、説明不足だった」と頭を下げました。彼女は「責めてるわけじゃないよ」と笑ってくれましたが、僕の心には引っかかるものが残ったのです。

そして...

僕は普段から、自分の頭の中だけで完結したまま、文脈を省いてメッセージを送る癖がありました。彼女は察してくれることが多かったので、「伝わるだろう」と甘えていたのです。

けれど、たった一通の言葉足らずなメッセージで、彼女に不安な時間を過ごさせてしまった。「軽い気持ち」だったのは送り手の僕だけで、受け取った側は同じ重さでは受け止められない。当たり前のことに、ようやく気づきました。

翌週から、彼女に送るメッセージの最初に、必ず一言だけ文脈を添えるようにしています。「犬の話なんだけど」「仕事の話なんだけど」と、ひとこと添えるだけで、彼女の表情は本当に違うのです。言葉ひとつの責任を、これから少しずつ覚えていきたいと思っています。

(20代男性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line