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散歩中に若い飼い主へ放った正論が、半年後の公園で私自身に跳ね返った話

コラム

若い飼い主に「正しいしつけ」を説いた半年後、自分の犬の変化に戸惑う私が公園で出会ったのは、忘れられない再会と、自分自身が放った言葉でした。

私は40代の主婦で、ゴールデンレトリバーを8年飼っています。長年犬と暮らしてきた自負があり、近所では「犬の先輩」のような立場で振る舞っていました。けれど最近、愛犬の様子が少しずつ変わってきていて、私自身も気づきたくなかった現実と、向き合わざるを得なくなったのです。

私が放った正論

半年前の夕方、住宅街での出来事です。私はゴールデンを連れて散歩していました。すれ違いざまに、若い女性が連れていた小さなトイプードルが吠え、リードを強く引いていたのです。私は内心「最近の若い飼い主は……」とため息をつき、ゴールデンを「おすわり」させてから、彼女に向かって声をかけました。「ちゃんとしつけしてあげないと、犬がかわいそうですよ」。

さらに、「『犬を飼う資格がない』なんて言葉、ご存知?飼う前にちゃんと勉強した方がよかったかもしれませんね」とまで言ったのです。彼女は俯いて謝り、犬を抱えて去っていきました。私は正しいことを言ったと、本気で思っていました。

愛犬の変化

それから数か月、愛犬の様子が少しずつ変わっていきました。8歳になり、今までは絶対にしなかったのに、すれ違う犬に過剰に反応するようになったのです。私の「待て」「おすわり」が、通らない瞬間が増えていきました。獣医に相談すると、「年齢的なもので、認知機能の低下が始まっている可能性があります」と告げられました。受け入れたくありませんでした。8年間、私はこの子を完璧にしつけてきたつもりだったのに。家に帰ってから、愛犬の背中を撫でながら、長い間黙っていました。

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