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「35にもなって」と妻に言われた俺が、キャベツとレタスの違いより気にしていたこと

コラム

俺は結婚6年目の会社員、35歳です。妻と二人暮らしで、最近は仕事帰りに買い物を頼まれることも増えました。妻のためにと思って引き受けたおつかいが、ある夜、ささやかなすれ違いに発展してしまったのです。

上の空で取った緑の野菜

その日は朝から会議が立て続けに入っていて、頭がほとんど回らないまま一日が終わりました。帰り道のスーパーで野菜売り場の前に立ったとき、棚の風景はすでにぼんやりとしか見えていなかったのを覚えています。

頭では「キャベツ」と思っていたはずでした。けれど手が伸びたのは、たまたま近くにあったレタスです。会計を終えて袋に入れたあとは、自分が何を買ったのかすら、ほとんど意識から抜け落ちていました。

「35にもなって」

家に着き、妻が買い物袋を覗いた瞬間、声が飛んできました。

「これキャベツじゃないよね?レタスじゃん」

俺は本気で「え、これキャベツじゃないの?」と聞いてしまいました。それを見て、ようやく自分が何を買ってきたのかを把握したのです。妻の顔が、一気に呆れに変わりました。

「葉っぱの形違うでしょ。35歳にもなってキャベツとレタスの違いも分からないの?」

それを言われると、ぐうの音も出ません。確かに葉っぱの形は全然違います。「ごめん」とだけ口にして、その場を離れました。

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