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服選びの返信が「右」「左は嫌」だけになる俺が、彼女にようやく打ち明けた事情

コラム

僕は彼女と付き合って1年半になる、ITエンジニアです。仕事柄、プログラミングは得意ですが、感情を言葉にするのは昔から苦手で、メッセージの返信がいつも短くなってしまうのが悩みでした。それが原因で、ある日、彼女を困らせてしまったのです。

「右」しか出てこなかった夜

デート前日の夜、彼女から写真が届きました。並んだワンピースの画像と「この服どっちがいい?」のメッセージ。デートを楽しみにしているのが伝わってきて、画面を見つめながら考えました。

すぐに右だと思いました。色が彼女の肌に合っているし、形も彼女が普段着ている雰囲気に近いからです。でも、その「思った理由」を文字にしようとすると、言葉が全部どこかへ消えてしまうのです。迷った末、僕が送った返信は「右」のひとこと。送ってから「もう少し書けよ」と自分でも思いましたが、何を足せばいいのかが分からないまま、画面を閉じました。

「なんで?」に詰まった頭

しばらくして「なんで?」と返事が来ました。困りました。理由はあるのです。あるはずなのです。でも、それを言葉に変換する作業が、僕にはどうしても上手くできない。

色がきれいだから?シルエットが好きだから?どれも合っているような、どれも違うような気がして、結局、頭にあった消去法を出して「左は嫌」と送ってしまいました。

送信した瞬間、画面の向こうで彼女が呆れているだろうな、と想像してしまいました。違うのです。本当はちゃんと考えて、ちゃんと選んでいるのです。それを、たった一言でも届けられない自分のことを、画面を見つめながらしばらく責めていました。

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