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1年前の飲み会で口にした「ジムに通っても続かないでしょ」が、同窓会で私に返ってきた話

コラム

同窓会の席で、見せられた現実

同窓会の当日、会場に着いて席につき、しばらくして気づきました。彼女の肩のラインが、明らかに変わっていたのです。腕も、姿勢も、表情まで、1年前の彼女とは別人のようでした。

ほかの友人が「もしかして、ジムまだ続けてるの?」と声をかけ、「うん、続いてるよ」と彼女が答えました。テーブルがぱっと明るくなり、みんなが口々に「すごい!全然変わったじゃん」「言われてみれば」「肩のラインがきれい」と褒めました。

私は何も言えませんでした。1年前の自分の声が、耳の奥でよみがえったのです。「ジムに通っても続かないでしょ」。続かなかったのは、私のほうでした。グラスを見つめたまま、「えらいね、本当に」とだけ、いつもの軽口とは違う声で口にしました。

そして...

家に帰って一人になってから、ようやく気づきました。あの夜、私は彼女を笑ったのではない。続けられない自分を、彼女に重ねて笑っていたのだと。

予防線を張れば、自分の挫折が普通のことのように思えました。あの一言で彼女の挑戦を否定すれば、続けられなかった私も同じ場所にいられる気がしていました。けれど、彼女は同じ場所にいてはくれませんでした。

クローゼットの奥に押し込んだウェアを、明日引っ張り出そうと思います。続けられるかはわかりません。それでも、誰かを引きずり下ろす言葉を、もう口にしたくはないのです。

(20代女性・営業職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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