おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「親は何してるの」と心の中でこぼした私→レジで見た母親の姿に立ち止まった話

コラム

スーパーで走り回る男の子を見て、つい「親は何してるの」と心の中でつぶやいてしまった私。けれど、レジで見た母親の姿に、自分の浅さを思い知ったのです。

走り回る子と、追いかける母親

その日は仕事を終え、夕飯の材料を買おうとスーパーに立ち寄った夕方のことです。野菜売り場の前で、3歳くらいに見える男の子が大声を上げながら通路を走り回っていました。お菓子のコーナーまで駆けていったかと思うと、また戻ってくる。その後ろを若い母親らしい女性が「待って」と追いかけています。

「すみません」と頭を下げる母親の姿は見えました。けれど私の頭には、「親は何してるの」と、つい厳しい言葉が浮かんできました。お母さんなら、ちゃんと手をつないでおくのが当たり前。そう思っていたのです。

「ごめんね、お母さん仕事終わったばっかりで」

しばらくして、ようやく男の子は母親の元へ駆け寄りました。母親は屈んで「ちゃんと走らないでって言ったでしょ」と諭しています。声を荒げるのではなく、冷静で芯のある声でした。

男の子は「ママ、お腹空いた」と母親の腰にしがみつきました。

その光景を、私はカートを押しながら遠目に眺めていました。母親が小さく息をついて、「ごめんね、お母さん仕事終わったばっかりで」と男の子の頭を撫でているのが見えました。何かが少し引っかかりました。

次のページへ

レジで見えたもの
  • X
  • Line