
「今月ピンチ」に彼が「いくら足りない?」私が伝えたかった意味は、お金じゃなかった
コラム
何度も読み返した一行
翌朝も、お昼休みも、帰り道の電車の中でも、彼からのその一行を何度も開きました。「会わなくていいよ」という言葉は、文字としては優しいのに、なぜかひんやりとした距離を感じたのです。
私が欲しかった返事は、「会えなくて寂しいな」だったのかもしれません。あるいは「15分でいいから会おうよ」だったのかも。「会わなくていい」と言われてしまうと、私が彼に時間を割こうとすることまで、なかったことにされた気がしました。
ベッドに入っても、その一行が頭から離れません。思わずスマホを開き、誰宛てでもないつぶやきを投稿しました。「短い時間でも、ちゃんと顔を見ようとするのが恋人だと思う」
コメント欄は閉じておきました。彼に向けて書いたつもりじゃない、と自分に言い聞かせながら。
そして...
数日後、彼からメッセージが届きました。
「来週の土曜、30分でいいからお茶しない?」短い文面でしたが、画面を見つめながら、ようやく前を向ける気がしました。
彼に伝えたかったのは、「お金がない」でも「予定がない」でもなく、「忙しいけど、それでも会いたい気持ちはあるよ」だったのだと、自分でもようやく言葉にできました。
言葉ひとつで気持ちが伝わらないことが、こんなに切ないとは思いませんでした。それでも、伝え直せる関係でよかった。次のお茶までに、自分の気持ちをちゃんと言葉にしておこうと決めました。
(30代女性・事務職)

























