
「まあねって言いすぎじゃない?」軽く送った一言で、彼の返信が急によそよそしくなった話
コラム
短い返事ばかりだった彼が、急にかしこまった文をよこすようになり、会って話しても言葉に詰まる。私は自分が何か悪いことを言ってしまったのかと、考え込むようになっていきました。
スマホの通知音に気づいて画面を開くと、彼からの返信が表示されていました。けれど、そこにあった文章は、いつもの彼らしくないものでした。きっかけは、私がほんの軽い気持ちで送った一言だったのです。
何にでも「まあね」で返す彼
付き合って一年ほどになる彼は、何を聞いても「まあね」で返す癖がありました。「ごはん、おいしかった?」と聞けば「まあね」。「映画、面白かった?」と聞いても「まあね」。最初のうちは、その素っ気なさが彼らしくて、私はむしろ気に入っていたのです。けれど、あまりに何でも「まあね」で片づけてしまうので、本心が見えなくて、少しさみしく感じることもありました。だからメッセージのやりとりの途中で、私は笑いながら「まあねって言いすぎじゃない?」と送ってみたのです。
別人みたいな返信
しばらくして届いた返信に、私は思わず画面を二度見しました。いつもなら「まあね」のひとことで終わるところが、「そうだね、確かにそうかもしれない。気をつけるようにするね」と、妙にかしこまった文章になっていたのです。
それから彼の返信は、どれも言葉を選んだような、ぎこちないものに変わっていきました。気軽なスタンプもめっきり減り、一通ごとに間が空くようになります。冗談のつもりだった私の一言を、彼は思いのほか重く受け止めてしまったのかもしれません。おかしくて笑ってしまう一方で、だんだん落ち着かない気持ちになっていきました。
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言葉に詰まる彼

























