
待ち合わせの駅じゃなく、昔ふたりで話した公園のピンが届いた。別れ話を覚悟して向かった私
コラム
たどり着いた公園で
あの日と同じベンチの前に、彼は立っていました。私に気づくと、少し緊張した様子で「来てくれてありがとう」と言いました。何を言われるのか身構えている私に、彼は続けました。
「最近、ちゃんと向き合えてなかったよね。ごめん」
それは、私が覚悟していた言葉とはまるで違うものでした。場所を変えたのは、付き合い始めの頃の気持ちをもう一度思い出したかったからだと、彼は不器用に説明しました。
そして...
張り詰めていたものがほどけて、私は「てっきり、別れ話かと思った」と正直に伝えました。彼は驚いた顔をして、それから申し訳なさそうに眉を下げました。
黙ってピンだけを送ったことが、私をどれだけ不安にさせたか、その時ようやく伝わったようでした。うれしさと、少しの呆れと、安心と。いろいろな気持ちが混ざりましたが、向き合おうとしてくれたことは素直にうれしかったです。
次に大事な話があるなら、まずは一言、声をかけてほしい。そう笑って伝えられる関係を、これからも続けていけたらと思います。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























