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「好きだけど付き合えない」と言った彼が、翌日私の好きな店を予約していた話

コラム

優しさの意味

うれしいはずの知らせが、その時の私にはいちばんつらいものでした。付き合えないと言うなら、こんなふうに優しくしないでほしい。期待してしまう自分が、また傷つくとわかっていたからです。

理由を聞きたくても、彼はきっと答えてくれません。あの帰り道と同じように、目を伏せて「うまく言えない」と言うだけでしょう。彼の本心を読み取ろうと何度も考えましたが、わかったのは、自分がもう振り回されたくないという気持ちだけでした。

そして...

迷った末に、私はそのお店には行きませんでした。彼を嫌いになったわけではありません。ただ、答えのない優しさに寄りかかってしまう前に、自分で立ち止まりたかったのです。彼がどんな気持ちで予約をしたのか、今もわかりません。

それでも、わからないままでいいと思えるようになりました。誰かの中途半端な好意ではなく、まっすぐに私を選んでくれる人と、いつかあのお店に行けたら。そう思えた時、不思議と前を向けた気がしました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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