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共有アルバムに、私の名前が書かれた知らない席札の写真が増えていた話

コラム

個室に並んだ席札の意味

もやもやを抱えたまま、私は彼と会って話すことにしました。向かい合うと、彼は少しばつが悪そうに切り出しました。「今度、うちの両親に会ってほしくて」。あの個室は、彼が予約したお店でした。席札も、その日のために彼が用意したものだったのです。私を驚かせるつもりで内緒にしていたのに、確認用に撮った写真が、共有アルバムに勝手に上がってしまったのだといいます。種明かしを聞いて、ようやく事情がのみ込めました。張りつめていた気持ちが、少しずつほどけていきます。とはいえ、ひとりで不安を抱えていた時間を思うと、素直に喜びきれない自分もいました。

そして...

うれしさと、ちょっとした複雑さ。両方を抱えたまま、私は正直に伝えました。「サプライズより、ちゃんと話してほしかった」。彼は言い訳もせず、うなずいて受け止めてくれました。隠しごとのない人だと思っていたぶん、内緒にされていたことは少しさみしかったのです。それでも、私のために席を整えてくれた気持ちは、まっすぐ伝わってきました。次に会うのは、彼のご両親と囲むあのテーブル。今度はふたりで準備をしようと、私たちは笑い合いました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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