
彼から届いた追跡リンクの受取人が、知らない女性の名前だった。問い詰めた数日後に分かった本当の理由
コラム
沈黙が解けた数日後
それから数日、私たちの間にはぎこちない空気が流れていました。私は何度もあのメッセージを開いては閉じ、彼の様子をうかがっていました。変化があったのは、彼のほうからでした。「この前のこと、ちゃんと話したい」。そう切り出した彼は、あの荷物が私に渡すつもりの物だったこと、受け取り先を姉に頼んでいたことを打ち明けてくれました。隠していたのは、私を驚かせたかったからだと言うのです。ごまかすような態度の理由がようやく分かって、強ばっていた気持ちがほどけていきました。それでも、どうしてあのときすぐに言ってくれなかったのだろうという思いは、少しだけ残りました。
そして...
後日、彼は少し照れたような顔で、その荷物を私に手渡してくれました。中身は、付き合った記念にずっと欲しいと話していた物でした。あんなに不安だった気持ちが、嘘のように軽くなっていきます。驚かせたかったという気持ちは、確かに嬉しいものでした。けれど私は、サプライズよりも、不安なときに正直に話してくれることのほうが、ずっと嬉しいのだと伝えました。彼は神妙にうなずいていました。これから先も、隠しごとよりも言葉を選んでいけたらいい。そう思える出来事でした。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























