
彼氏の趣味ではないネックレスを着用→問い詰めると『元カノにもらったやつ』『ものに罪はないだろ?』と反論
コラム
外してとは言えませんでした。けれど外す気のない彼の横顔を見ているうちに、私が引っかかっていたのはネックレスそのものではないのだと、ようやく気づいたのです。
久しぶりに2人で遠出をした、その行きの電車でのことです。向かいに座った彼の首元で、見慣れない銀色のチェーンが光っていました。アクセサリーをつけない人だったので、つい目で追ってしまったのです。そのひとことから、せっかくの一日に小さな影が差すとは思っていませんでした。
つけない人の首元で光っていたもの
久しぶりの遠出に、彼はいつもより少しきちんとした服を選んできていました。その首元で、銀色のチェーンが揺れていたのです。普段アクセサリーには見向きもしない人だったので、なんだか新鮮で、つい見てしまいました。シンプルだけれど、彼が自分で選びそうにはないデザインです。気になって、私は何気なく尋ねました。「そのネックレス、あなたの趣味じゃないよね」彼は窓の外に目を向けたまま、あっさりと答えました。「元カノにもらったやつ」あまりに普通の口調で、聞き間違えたのかと思ったほどです。
『ものに罪はないだろ?』という反論
立ち寄ったカフェで、私はできるだけ軽い口調で気持ちを伝えてみました。「正直、外してほしいなって思っちゃう」彼は少し面倒くさそうに眉を寄せ、こう言いました。「ものに罪はないだろ?」続けて、「気にしすぎだよ」と。物に罪がないことくらい、私だってわかっています。私が引っかかっているのは、物そのものではなかったからです。なぜそれを察してくれないのだろう。せっかくの遠出なのに、私はテーブルの上で冷めていくお茶をただ見つめていました。
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引っかかっていたのは物じゃなかった


























