
「電車まだあるよ?」と写真を送った俺→よかれと思った一枚が、彼女の心を決めていた
コラム
電車の問題じゃなかった
しばらくして届いたのが、あの一行でした。「電車はまだあるね。でも、私の気持ちはもうないみたい」。読んだ瞬間、ようやく気づきました。彼女が無理だと言ったのは、電車があるかないかの話ではなかった。疲れている自分を気づかってほしかったのか、たまには俺の方から会いに来てほしかったのか。彼女が本当に求めていた言葉を、俺は時刻表で押し返していたのです。会いたいと言いながら、彼女の気持ちには一度も近づこうとしていませんでした。
そして...
「ごめん、迎えに行けばよかった」と打ちかけて、俺は手を止めました。今さらどんな言葉を並べても、彼女を時刻表で片づけた事実は消えません。結局、その返信は送れませんでした。あれから、誰かと会う約束をするたびに思い出します。会いたいと思うなら、相手が動くのを待つのではなく、自分から向かえばよかったのだと。次に大切な人ができたら、今度こそ自分の足で会いに行く。あの一枚の画面が、俺に残した宿題です。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























