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送迎係としか思っていなかったママ友の車が外車だと知り、態度を変えた自分が恥ずかしくなった話

コラム

車を見てしまった瞬間

ある集まりの帰り、その人が乗り込む車を初めて目にしました。立派な輸入車で、私は思わず足を止めてしまったのです。

「これ、あなたの車だったの?素敵」

口から出たのは、それまでとはまるで違う言葉でした。「今度、ランチおごらせて」とまで言っている自分が、信じられませんでした。すると相手は、ゆっくりほほえんで言いました。

「車を見てから、ずいぶん優しいんですね」

やわらかい声なのに、胸の奥をまっすぐ突かれた気がしました。送迎係のように扱っていた相手を、車を見た途端に持ち上げている。そんな浅ましさが、自分の中にあったのです。

そして...

あの日から、私は連絡の仕方を変えてしまいました。けれど相手の返事は、前よりもそっけなくなっていきました。当然だと思います。私はずっと、相手を「便利な人」として見ていました。そして車を知った途端、今度は「すごい人」として見たのです。

どちらも、その人自身を見ていなかったことに変わりはありません。車があってもなくても、頼るなら感謝を忘れてはいけなかった。あの関係はもう戻らないかもしれませんが、次に誰かと向き合うときは、肩書きではなくその人を見たいと思っています。

(30代女性・専業主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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