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「私の希望なんて削っていいから」自分で消した結婚式の演出候補に、彼の字が重なっていた

コラム

諦めたものを戻そうとしていた

彼は、私が消した項目を見て、無理して諦めたように見えたと言いました。だから、同じことが少しでも負担を抑えて実現できる方法がないか探していたそうです。私に言わなかったのは、ぬか喜びさせたくなかったからだと話しました。

「全部そのままは難しいけど、近い形ならできるかもしれないと思って」彼がそう言ったとき、私が見ていたノートとは別のものがそこにあったのだと分かりました。彼は私の希望を消したのではなく、戻す方法を探していました。

けれど、先に相談してくれなかったことへの寂しさも残りました。私も彼に聞く前から悪いほうへ考えて、責めるような言い方をしてしまいました。お互いに相手を思っていたはずなのに、肝心なところを話していなかったのだと思います。

そして...

打ち合わせのあと、私たちは近くのカフェでノートを開き直しました。彼が書き足した会場名の横に、私は「2人で確認」と書きました。消した項目を戻すかどうかは、まだ決まっていません。

でも、あのとき私が消したのは、演出候補だけではなかったのかもしれません。彼に相談する時間まで、自分で先に閉じていました。これからは諦める前に、まず2人で話してみようと思います。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、設定を一部変更しています。

(ハウコレ編集部)

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