
よかれと思ってチェックアウトの時刻を隠した俺が、後で気づいたこと
コラム
種明かしのあとに見えた不安
旅行先の宿で起きた彼女に、俺は急がなくていいと伝えました。「チェックアウト、遅い時間にしておいたよ。前に、支度を急ぐのが苦手だって言ってたから」と話すと、彼女は安心したような顔をしました。
その顔を見て、俺はやっと分かりました。彼女は喜ぶ前に、数日間ずっと心配していたのです。俺からすれば小さなサプライズでも、彼女からすれば理由の分からない隠しごとでした。
よかれと思って隠しただけでした。でも、喜ばせたい気持ちがあっても、相手を不安にさせたなら伝え方を間違えています。俺は、種明かしの楽しさばかり考えて、彼女が当日までどう過ごすかを考えていませんでした。
そして...
帰り道、俺は次の旅行の宿は一緒に選ぼうと話しました。隠したい予定があるなら、全部は言わなくても、心配しなくていい理由だけは先に伝える。そうしないと、サプライズは相手を置いて進んでしまうのだと思いました。
彼女は「楽しませようとしてくれたのは分かる」と言ってくれました。けれど、分かってもらえたから終わりではありません。
喜ばせたいなら、相手が安心して待てる形にすることも必要でした。次に何かを準備するときは、驚かせることより先に、彼女が不安にならない伝え方を選びたいと思っています。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























