
「その日は用事があるんだ」と私を断った彼が、同じカフェの前に立っていた
コラム
店の前にいた彼
私を断った日に、同じ店の前にいる。すぐに、誰かと待ち合わせているのだと思いました。別の人と来るために、私の誘いを断ったのかもしれない。そう考えると、店のドアに近づけませんでした。
声をかければ、理由を聞けたのかもしれません。でも、その場で彼と向き合う準備はできていませんでした。私は店に入らず、来た道を戻りました。
誘ったことまで、なかったことにしたくなりました。カフェに行きたかった気持ちより、彼を都合よく見ていた自分のほうが気になっていました。
そして...
結局、私はあのカフェの話をしませんでした。彼と同じ部署で顔を合わせても、これまでと同じ距離を保つようにしました。
本当は、あのとき誰を待っていたのか聞きたかったです。でも、聞けば自分の期待まで相手に渡してしまう気がしました。
彼の後ろ姿を見たのは数分だけです。それでも、曖昧な返事を自分に都合よく受け取っていたことに気づきました。次に誰かを誘うときは、断られた事実まで自分の期待で塗り替えないでいたいです。
(20代女性・会社員)
本人記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























