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彼女が一度だけこぼした「いつか来てみたいな」を、僕はずっと覚えていた

コラム

窓際の席で待っていたこと

当日、僕は店の窓際に座り、彼女が来るのを待っていました。テーブルには、彼女が前に飲みたいと言っていたクリームソーダを頼んでおきました。

ガラス戸の向こうに彼女が見えたとき、すぐに嬉しそうな顔になると思っていました。けれど、彼女は店内を確認するように立っていました。僕が手を上げてから、ようやく席へ来てくれました。

その顔を見て、前日の短い返事が彼女を困らせていたのだと分かりました。僕が大事にしていたのは演出で、彼女がそこへ向かうまでの気持ちではありませんでした。

そして...

向かいに座った彼女に、僕は「ずっと連れてきたかったんだ」と伝えました。彼女は喜んでくれましたが、知らない路地裏を指定されて不安だったことも話してくれました。

驚かせたい気持ちはありました。でも、何も説明しないことが喜びにつながるとは限りません。相手が安心して来られる言葉を添えるだけで、同じサプライズでも受け取り方は変わったはずです。

次にどこかへ連れて行くときは、全部を明かさなくても、心配しなくていい理由だけは伝えたいです。彼女が店に着いてから安心するのではなく、向かう途中から楽しめるようにしたいと思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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