
「またその服?」毎週同じ服の彼を責めた。でも理由は私の何気ない一言にありました
コラム
テーブル越しに聞いた理由
その日も、向かいの席には見慣れた紺色がありました。注文を終えたあと、私はつい「またその服?」と言ってしまいました。自分でも責めるような言い方になったと分かりました。
彼は少し驚いた顔をしてから、「これ、似合うって言ってくれた服だから」と答えました。
その言葉で、少し前のデートを思い出しました。私が何気なく「その服、似合ってるね」と言った日のことです。彼にとってあのシャツは、手を抜いた服ではありませんでした。私の言葉を覚えて選んでくれていた服でした。
そして...
私は、彼の服だけを見て勝手に答えを決めていたのだと思いました。毎回同じ服を着てくることを、雑に扱われている証拠のように受け取っていました。
彼は、私が褒めた服で会いに来てくれていただけでした。そう分かると、責めるように言った自分の言葉が残りました。
次のデートでは、彼と一緒に服を見に行く約束をしました。あの紺色のシャツも、きっとまた着てくると思います。でも今度は、同じ服だと決めつける前に、その服を選んだ理由を聞ける私でいたいです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























