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「お下がりある?」と送ってくるママ友に、私は数日返信できずにいた話

コラム

数日返信できずにいた私に、共通のママ友がその家の別の事情を教えてくれました。

畳み分けた息子の服を紙袋に入れたのは、その日の翌日でした。娘用に取っておいた息子の服の箱に手を入れたところで、ママ友から「お下がりある?」というメッセージが届きました。

娘のために取ってあった段ボール箱

「そういえば、お下がりある?もし要らないやつあったら、分けてほしいなって…」。文面はやわらかいけれど、私にはすぐに返信を打てない一言でした。息子は3歳、娘はまだ半年で、娘の洗い替えは足りていて、箱の中身は今すぐ要るものではありません。しかし息子が着なくなったものから、色や柄が娘にも合いそうなシャツや上着を選んで、リビングの隅の段ボール箱に取っておいたのです。そのママ友には2歳の息子さんがいて、うちの息子と体格が近い。渡せるものが手元にないわけではありません。それでも私は、箱に戻しかけた息子のシャツを膝に置いたまま、今日はまだ返信しないと決めました。

3通目のあとに、私が閉めたもの

翌日の昼、まだ返信を打てずにいた画面に、2通目が届きました。「ごめん、変なこと聞いちゃった。忘れて」。短い謝罪の一言でした。私はあわてて「あ、ううん、大丈夫だよ」とだけ言って送りました。短い返信を送ってから、少し経って3通目が届きます。「もし本当に迷惑じゃなかったら、少しでいいから…」。読むほどに、遠慮より押しの強さのほうが目に残りました。この人は、私の遠回しの拒否が届いていないのだ。そう思ったとき、段ボール箱の中の息子のシャツが、頭の中でひときわ大きくなりました。私は返信を打たないまま、段ボール箱の蓋を、両手でしっかり閉めました。

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