
「お下がりある?」と送ってくるママ友に、私は数日返信できずにいた話
コラム
別のママ友からの1通
3通目に返信しないままの週の後半、別のママ友から短いメッセージが来ました。「あのお家、パートを減らされたらしいよ。最近、物価高で家計が苦しいらしい」。責める調子でも、気を使う調子でもない、事実だけの一言でした。私は箱の中の息子の服を、もう1度全部出しました。娘に着せると決めていた思い出のロンパースと、色柄が娘に似合いそうなシャツを数枚取り分けたあと、残った分を洗い直しました。乾いたのは翌日の朝、私はあのママ友の家の玄関に置くつもりで、服を畳み袋の口を結んで、玄関の内側に置きました。それを伝えるメッセージは、まだ打っていません。
そして...
翌日、私はあのママ友の家のドアの前に、紙袋を置きました。「これでよかったら」の一言だけ、送信しました。返信は、しばらくして、「ありがとう、助かる」の短い一言で返ってきました。娘用に残しておきたいと思ってきた服が、袋1つ分減っても娘の分は足りることに、私はやっと気付きました。共通のママ友からの一言がなければ、私はまだ返信を打てないままだったと思います。あのママ友が「お下がりある?」と最初に打つとき、下書きを何度も書いては消していたのだろうと、今なら想像できます。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























