
遠距離の彼女に『疲れた』としか返信しなかった俺が、近くの同期に目がくらんだ結末
コラム
同期に「大丈夫?
」と声をかけられた日から、俺は近くにいる相手を選び続けました。それが終わったのは、彼女に机の上のスマホを見られた瞬間でした。会社の帰り道、駅前のコンビニで買った缶ビールを、俺は同期の女性と飲みました。
新社会人の3か月で削れていったもの
新社会人としての生活は、想像よりも余裕がありませんでした。研修が終わって配属されてからは、1日中先輩の背中を追いかけました。家に帰るころにはスーツを脱ぐ気力もない日が続きました。彼女からのメッセージは毎日届いていましたが、返信する気力が湧かず、「疲れた」と一言だけ送る日が増えていきました。電話に出ても数分で切り上げるようになり、それでも通知は減りませんでした。
近くにいて、何も説明しなくていい相手
同期の女性は、俺が会議で言葉に詰まった日に「大丈夫?」と声をかけてきました。同じ研修を受けて、同じ上司に叱られて、同じ電車で会社を出る相手でした。何を説明しなくても通じる相手が近くにいることが、遠くにいる彼女の存在を少しずつ薄くしていきました。近くにいる人に、目がくらんでしまった、それだけの話でした。彼女に連絡を返さない日が増えて、代わりに同期の「明日また会える?」の一言に、俺はうなずくようになっていきました。
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風呂上がりの情けなさ

























