
試着室に別の服を3度も差し出した私→お客様が放った鏡越しの一言で気づいた押し付け
コラム
「自分で選びたいので」の一言
鏡越しに向き直られたお客様の声は、はっきりと届きました。「自分で選びたいので、少し見させてもらえますか」。私は少し間を置いてから、「失礼しました」と一歩引きました。良かれと思っていた提案が、いつのまにか押し付けになっていたのだと、その一言で気づきます。青のワンピースを選ばれたお客様の背中を、私はレジの向こうから見送りました。
そして...
あの日から、別の服を勧める前に一度、お客様がその服の何を気に入ったのかを聞くようにしています。
似合うと信じた1着を伝えることと、選ぶ権利を奪わないこと。両立させるのは、思っていたより難しい。それでも、お客様に喜んでもらえるような接客を努めたいと思います。
(30代女性・アパレル販売員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)

























