
「アカウント、見つけちゃったんですよね」初対面で私のSNSを言い当てた彼と、その後
コラム
「猫の投稿、いいなと思って見てました」打ち明け話のような柔らかさが、かえって足を止めさせました。帰宅後、最初にしたことがあります。
帰り際に彼が口にしたのは、店の感想でも次の約束でもなく、私のSNSのアカウント名でした。
文面では、丁寧な人だった
マッチングアプリで知り合った彼と、初めて会ったのは駅前のカフェでした。やりとりは2週間ほど。返信の間隔も言葉選びも落ち着いていて、会う前の不安はほとんどありませんでした。実際の彼は写真の印象どおりで、仕事の話も趣味の話も、こちらの言葉を待ってから話す人でした。楽しい、と素直に思える時間で、次があってもいいなと考えながら店を出ました。
改札の前で、彼は足を止めた
駅までの数分も、会話は途切れませんでした。改札の前で立ち止まった彼が、こちらを見て言いました。
「アカウント、見つけちゃったんですよね」
一拍おいて、それが私のSNSの話だと分かりました。彼が口にしたのは、本名とも違う、友人にしか教えていないアカウント名だったからです。
「教えてないですよね」
声が硬くなるのが自分でも分かりました。彼は笑ったまま続けました。
「探せば、わかるものですよ」
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悪びれない言い方

























