
お迎えのたびに現れては逃げる義母。「孫に会いたかっただけなのよ」の裏に夫の隠しごとがあった
コラム
袖をつかんで問いただした日
その日は早めに園へ着きました。電柱の陰にグレーのカーディガンを見つけ、義母が背を向ける前に歩み寄りました。
「どうして毎回来て、私と目が合うと帰るんですか」
義母は「孫に会いたかっただけなのよ」と答えました。さらに、「あなたがいると、行きづらいのよ」と続けます。
義母を責めるつもりで近づいたはずなのに、その言葉を聞くと、私は「だったら家に来ればいいのに」と返すことしかできませんでした。義母はカーディガンの袖を直し、その日も角を曲がっていきました。
そして...
帰宅後、息子が食卓で「ばあばとアイス食べたよ」と話しました。私が残業し、夫がお迎えに行くはずだった日の出来事です。
夫は、自分の担当日に仕事を抜けられず、義母へお迎えを頼んでいたと認めました。私には伝えず、義母にも黙っていてほしいと頼んでいたそうです。息子だけが、私の知らないところで義母と何度も帰り道を歩いていました。
後日、家族のお迎え当番表に義母の欄を加えました。ただ、義母が息子を迎えに行くことより、夫が私に相談せず隠していた事実への引っかかりは残っています。当番表に増えた欄を見るたび、誰かが電柱の陰へ隠れなくても済む関係を、これから作る必要があると思います。
(30代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























