
「宿、この3つならどれがいい?」に既読だけがついた日、私は幹事を降りた
コラム
幹事を代わってほしいと送ったあと、着信の画面に出た名前を見て、私は少しためらいました。電話口で、返事を避けていた理由を初めて聞きました。
増えない返信、増える既読
学生時代の友人4人で、久しぶりに旅行へ行こうという話がまとまりました。日程調整の表を作り、行き先の候補を出したのは私です。誰かが進めなければ予定が決まらないと思い、幹事を引き受けました。宿を探し、料金や部屋の写真を比較して、「宿、この3つならどれがいい?」とグループチャットへ送りました。既読は3になりましたが、返事は1つも来ません。すぐには決められないのだろうと思い、私は待ちました。ところが、別の話題には全員がすぐ反応します。私の質問だけが、話題の下へ流れていきました。
私だけが張り切っている
数日後、乗り換えや所要時間をまとめた行程の下書きを送りました。今度も既読だけが増え、誰からも意見は届きませんでした。仕切りたがりだと思われているのかもしれない。候補の出し方が押しつけがましかったのかもしれない。そう考え始めると、自分が送ったメッセージばかり読み返すようになりました。みんなで行く旅行なのに、私だけが楽しみにしているように思えました。旅行のチャットを開くたび、また返事がないことを確認するのがつらくなっていきました。
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幹事を降りると送った私
























