
娘から返事が来なくなった私が、冷蔵庫のメモを見直した理由
コラム
帰省の食卓では、メモに書いた項目を切り出せずじまいでした。娘からの短い要望をきっかけに、私は冷蔵庫のメモを見直しました。送信ボタンを押してから、質問を重ねていたことに気づきました。
返ってきたのは写真1枚
娘からのメッセージは、この家に届く数少ない明るい話題です。夫との食卓では、ごみ出しの確認だけで会話が終わる日もあります。だから「新しいマグカップ買ったよ」という写真が届いたとき、私は台所で何度も画面を開き直しました。何か返したいのに気の利いた感想が浮かばず、代わりに聞きたいことを順番に打ち込みました。「ご飯はちゃんと食べてる?残業は続いてない?」。送ってから数えると、質問は12個になっていました。
冷蔵庫の扉に貼ったメモ
以前から、質問を送りすぎている自覚はありました。そこで冷蔵庫の扉に「帰ってきたら聞くこと」というメモを貼り、浮かんだ質問はまず全部そこに書いて、送らないと決めたものから線を引いて消すようにしていました。それでも写真が届いた日は抑えきれず、12個も送ってしまったのです。返事は短くなり、そのうち既読だけがつくようになりました。理由を考えるより先に、私はメモに新しい行を足し、その中のいくつかを、やはり娘へ送っていました。
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帰省の日に聞けなかったこと























