
帰省中に元恋人と会った俺へ、彼女が送ってきたのは責める言葉ではなかった
コラム
1枚の写真
実家に戻った頃、彼女からのメッセージが届きました。先に写真が1枚、続けて「この写真、隣にいるのは誰?」の一言。あの店で撮られた写真でした。誰が撮ったのかを考えるより先に、頭の中で言い訳を並べ替えていました。それでも送信までには、ずいぶん時間がかかりました。送ったのは「地元の集まりで偶然会っただけだよ。言わなかったのは、変に心配させたくなかったから」。偶然という言葉を選んだ時点で、誘いを受けた事実を俺は削っていました。彼女からは「わかった。帰ってきたら話そう」とだけ返ってきました。
そして...
玄関で靴を脱ぐ前に、「隠してたのは悪かった」と頭を下げました。彼女は「おかえり」とだけ言って、先に部屋へ入っていきました。怒られると思っていた俺に、その「おかえり」は、許しの言葉には聞こえませんでした。元恋人の連絡先は、まだスマホに残っています。ただ、その扱いを決める前に、直接誘われて参加したことを彼女に話さなければなりません。偶然会ったという説明のままでは、まだ謝ったことにならないと思っています。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)

























