
汚れた足で走り回る息子、「わんぱくだね」と笑うだけの友人に、私は雑巾を差し出した
コラム
差し出した雑巾
「拭くの、代わってくれる?」。友人の前に、絞ったばかりの雑巾を差し出しました。友人は笑みを消して、私の手元と廊下を見比べました。しばらくして雑巾を受け取り、廊下に膝をつきます。「ごめん。うちでは気にしたことがなくて」。友人は拭き終えるまで、一度も顔を上げませんでした。その日は早めの解散になりました。
そして...
数日後、友人は息子を連れて、もう一度うちに来ました。玄関で息子は自分から足の裏を見せて、「汚してごめんなさい」と頭を下げました。差し出したタオルで足を拭く小さな手を見ながら、あの日雑巾を渡してよかったと、今は思っています。
(30代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























