
飲み会で聞こえたおならの音、「あ、ごめん。俺だわ」と片手を挙げた俺が、最後までとぼけ通した理由
コラム
片手を挙げた俺に、先輩の突っ込みと笑い声が飛んできました。隣の席を見ないまま、俺は別の話題を持ち出します。役目が終わるのは、もう少し先のことでした。
音のした方へ顔を向けると、隣に座る同い年の同僚が、取り皿を持ったまま下を向いていました。
2杯目が空く頃に
アルバイト先のメンバーで集まった飲み会でした。俺の隣は、シフトがよく重なる同い年の同僚です。注文を回したり先輩の失敗談で笑ったり、2杯目が空く頃には、テーブル全体が遠慮のない空気になっていました。
途切れた話し声
音が鳴ったのは、その直後でした。出どころは、考えるまでもありません。向かいの先輩が箸を止め、後輩たちの話し声も途切れます。隣の彼女は下を向いたまま、箸を握り直してばかりいました。誰かが茶化すより先に、この間を終わらせたい。考えたのは、それだけでした。
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片手を挙げた理由
























