
飲み会で聞こえたおならの音、「あ、ごめん。俺だわ」と片手を挙げた俺が、最後までとぼけ通した理由
コラム
片手を挙げた理由
「あ、ごめん。俺だわ」
片手を挙げて、軽く聞こえるように語尾まで気をつけました。向かいの先輩が「お前かよ」と突っ込み、座敷に笑いが戻ります。そのまま俺は別の話題を持ち出して、視線が散るのを待ちました。隣で水を飲む音が小さく聞こえて、役目はひとまず終わったのだと思いました。
そして...
帰り道、駅まで並んで歩いていると、「さっきの、ありがとう」と言われました。俺は首をかしげて「なんのこと?」と返します。引き受けた以上、あの音は最後まで俺のものでいい。改札で手を振る彼女の表情がいつも通りに戻っていたので、それで十分でした。
(20代男性・アルバイト)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)


























