
義実家の集まりで、私の作った料理にだけ誰も箸をつけなかった理由
コラム
玄関で聞いた理由
帰り支度をしていると、義母が重箱を持って玄関へ来ました。すぐには渡さず、蓋の上へ手を置いたまま話し始めます。
「前に持ってきてくれた料理、あなたは食べられなかったでしょう。だから今回は、作った人に最初に取ってもらおうと思ってたの」
前の集まりでは、私が台所と食卓を行き来している間に、持参した春雨サラダがなくなっていました。義母はそのことを覚えており、今回は私が最初に煮物を取るまで、義父と義妹に待つよう伝えていたそうです。夫には話していませんでした。食事が始まったら、義母が私へ直接説明するつもりだったからです。
「私にも先に言ってほしかったです」
私がそう返すと、義母は「言うタイミングを逃したの」と答えました。重箱を渡しながら、義母は「返す前に少しもらったからね」と付け加えました。
そして...
車に乗ってから重箱を開くと、隅に1人分ほど取り分けた跡がありました。隣で夫が「俺も何で誰も取らないのか分からなかった」と言いました。
前の集まりのことを覚えていてくれた気持ちは、ありがたいと思っています。それでも、理由を知らないまま、自分の料理だけが残る食卓に座っていた居づらさは、すぐには消えませんでした。
帰ってから、残った煮物を夫と2人で温め直して食べました。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























