
息子の妻に最初に食べてほしくて娘の箸を止めた私、煮物だけが残った誤算
コラム
短い返事でさらに分かりにくくしました
片づけのとき、息子の妻から「何かいけなかったでしょうか」と聞かれました。娘の箸を止めた場面が、息子の妻には食べないよう指示したように映っていたのだと、ようやく気づきました。それでも私は、段取りの失敗を最初から話すことをためらいました。自分の思いつきが裏目に出たと認めるのが気まずかったのです。
「あなた、まだ食べてないでしょう」
そう返しましたが、それでは理由は伝わりません。本人に食べてもらうために始めた段取りで、本人を食卓から遠ざけていました。
そして...
玄関へ向かう前に、私は重箱から煮物を少し、自分の小鉢へ取り分けました。
重箱を返しながら、ようやく説明しました。「前に持ってきてくれた料理、あなたは食べられなかったでしょう。だから今回は、作った人に最初に取ってもらおうと思ってたの」
「返す前に少しもらったからね」
息子の妻からは「私にも先に言ってほしかったです」と返され、私は「言うタイミングを逃したの」と答えました。それ以上、うまく説明できませんでした。
玄関の戸を閉めてから、台所で小鉢の煮物を食べました。里芋にはよく味が染みていて、最初に一言伝えれば済んだのだと、空になった小鉢を洗いながら考えていました。
(60代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)



























