
「扇風機で十分だろ」とクーラーを禁じた夫に、娘の一言が届いた日
コラム
娘の一言
その日、フードコートで娘とかき氷を分けていると、通路の向こうから夫が歩いてきました。忘れ物を取りに家へ戻り、誰もいない部屋を見て、位置共有のアプリをたどってきたのだそうです。「なんで毎日ここにいるんだ」と聞く夫に、私より先に娘が答えました。「おうちあついから、ここがいいの」。夫はかき氷の器と、かごの保冷剤と、娘の首のあせもを順番に見ていました。私は、家では娘が眠りにくいことと、あせもが増えたことを、その場で話しました。
そして...
夫は先に家へ戻り、クーラーをつけて待っていました。「ごめん。今日から、つけよう」。娘を涼しい部屋で昼寝させたのは、この夏初めてのことでした。その翌朝、私はベビーカーのかごから保冷剤を取り出しました。もう、暑さを避けるための荷物を、着替えより先に積む必要はありません。次の休みには、電気代の明細とモールで使った金額を並べて、クーラーを使いながら家計を整え直しました。ただ、私の言葉だけでは変わらず、娘のあせもを見るまで動かなかったことへの引っかかりは、まだ残っています。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























