
友人の完璧な旅程を前に、「同じでいいよ」とだけ言った私の本音
コラム
やっと言えたこと
和菓子屋は、前に私が好きだと話した店でした。楽しくないと言えば、調べてくれた時間まで無駄にしてしまう気がして、何でもないふりを続けていたのです。「今日、あんまり楽しめてない?」。先に聞いてくれたのは、友人の方でした。「ごめん。せっかく調べてくれたのに、私、あんたと話す時間が一番ほしかったんだと思う」。「しおりまで作ってもらったのに、言ったら悪い気がして」。そこまで言って、ようやく友人の顔を見ることができました。
そして...
帰りの特急では、行きの分まで話しました。私はしおりの最後の白いページを見せて言いました。「次の行き先は、私が考えてもいい?」今度は私が、友人の好きな店を調べる番です。
(30代女性・販売職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























