
「今日も先に帰るね」自転車に乗れないことを隠し、公園を急いで出た私
コラム
人のいない広場の隅で
休日、私はサドルにまたがる練習をするため、自転車を押して公園まで行きました。おぼつかない手元を誰にも見られたくなくて、広場の隅を選びました。地面を蹴って、ふらついて、足をつく。その繰り返しの途中で、彼女が広場に入ってくるのが見えました。
「もしかして、練習中?」
ごまかす言葉を探して、やめました。「実は、自転車に乗れないの」口にしてしまえば、それだけのことでした。帰りが長くなるから先に出ていたこと、それがいつも彼女の到着と重なっていたこと、その場で全部話しました。
そして...
「じゃあ、一緒に練習しよ」
彼女はそう言ってくれました。今は彼女に付き添ってもらいながら広場での練習を続けて、自転車を押しながら並んで歩いています。乗れる距離は、少しずつ延びているところです。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)

























