
「その化粧、濃くない?」彼からの一言を、私は2度読み返した
コラム
カフェでの本音
数日後、約束していたカフェで彼と会いました。先に口を開いたのは彼でした。
「そうじゃなくて。最近、肌荒れてたから」
カップに手をつけないまま、彼は続けました。
「前に、洗面所で頬を気にしてたでしょ」
「気づいてたんだ」と返すのがやっとでした。隠しているつもりで、いちばん近くの人には見えていたのです。私は、肌荒れを隠すために化粧を増やしていたこと、売り場に立つ手前やめられなかったことを、順番に話しました。
彼は口を挟まずに、最後まで聞いてくれました。話し終える頃には、カップのコーヒーはすっかりぬるくなっていました。
そして...
「言い方、悪かった。ごめん」と彼は言いました。責められたと思っていた一言は、遠回りな心配だったのだとわかりました。今、私のポーチはひと回り軽くなり、代わりに彼と選んだスキンケアが洗面台に並んでいます。
(20代女性・アパレル販売員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























