式の1週間前に「やっぱり延期したい」と告げた婚約者、母の写真で知った本当の理由

コラム

延期の理由を、彼はどうしても話してくれませんでした。数日後、コートのポケットから出てきた、実家の近くの和菓子屋の包み紙。母から届いた1枚の写真が、全てを教えてくれました。

席次表の前で告げられた延期

私たちの結婚式は1週間後に迫っていて、その日は2人で招待客の席次表を仕上げたところでした。向かいに座り直した彼は、私の目を見て「やっぱり延期したい」と言いました。理由を尋ねても、返ってきたのは「理由はまだ言えない。でも、信じてほしい」だけ。式場への連絡も費用のことも全部自分がやるから、と彼は繰り返しました。私は仕上げたばかりの席次表を封筒に戻し、その日は彼と別々の部屋で過ごしました。

コートから出てきた包み紙

翌日から彼は、休みのたびに出かけるようになりました。行き先を聞いても、彼ははっきり答えません。尋ねるたびに返事は短くなり、私は式の話を口にできなくなっていきました。延期の本当の理由と関係があるのか、考えたくない想像ばかりが頭の中で増えていきました。そんなとき、クリーニングに出そうとした彼のコートのポケットから、小さな包み紙が出てきました。私の実家の近くにある、和菓子屋のものでした。あの店を彼に教えたことは、一度もありませんでした。

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