お土産を待っていた私に後輩が見せた、分厚い引き継ぎ資料

コラム

翌月、渡されなかったもの

翌月、彼女はまた連休を申請しました。申請を出した日、彼女は私の席まで来て言いました。「代わっていただいた分は、仕事でお返しします」。差し出されたのは、担当先ごとの対応手順と返答例をまとめた分厚い資料でした。数枚めくって、私は返しました。「そういうことじゃないんだけど」。口にした瞬間、では何のことなのかを、自分でもうまく説明できませんでした。彼女が休みの間、私が受けた電話は1件だけでした。

そして...

休み明けの彼女は私の席に来て、「対応いただいた1件、ありがとうございました。続きは私が引き取ります」と言いました。机の上にお土産はありませんでした。その後、自分の連休明けに、私は「連休いただいたので」と課内へ菓子折りを配りました。彼女も1つ受け取って、お礼を言ってくれました。今も、自分の連休明けにはお菓子を配っています。でも、それを誰かに求めることはなくなりました。次に誰かが休むときは、お土産の話ではなく、引き継ぎの確認から始めています。

(30代女性・営業事務)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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