
私の話のときだけ反応が薄い気がする友人。これって私の気にしすぎでしょうか?
コラム
歩いた人しか気づかない花壇の話が出ました
集まりの帰り、その友人と同じ電車に乗りました。
家の最寄り駅は2人とも同じです。
ただ、仕事帰りだけ1つ手前で降りて、坂を上って歩いて帰っていることは、半年ほど前の集まりで、
「歩くと考えごとが整理されるんだよね」
と話していました。
窓の外を見ていた友人が、ふいに言いました。
「あの坂の花壇、植え替わってたね」
私はつり革を握り直しました。
その坂は駅と駅の間にあって、電車で通れば数秒で過ぎてしまう場所です。花壇があることも、歩かなければ気づきません。
「あの道、歩くの?」
そう聞くと、友人は少し黙りました。
それから、
「歩くと考えごとが整理されるって、言ってたでしょ」
と答えました。
覚えていたのかと思っていると、友人は続けました。
私の話を聞いた翌週から、自分も1つ手前で降りるようになったこと。
そのあと、昼休みの過ごし方も試したこと。
以前おすすめした店にも、1人で行ったこと。
どれも、私は知りませんでした。
「何回も真似してるみたいで、言いづらくなったんだよね」
私の話になると、それ私もやってる、と口にしそうになる。それが嫌で、必要以上に話を広げないようにしていたのだそうです。
半年間感じていたものは、気のせいではありませんでした。ただ、理由だけを反対に受け取っていました。
そして...
「嫌われてるのかと思ってた」
私がそう言うと、友人は、
「それはごめん。たぶん避け方がおかしかった」
と笑いました。
次の集まりの帰り、友人のほうから、
「今日、1つ手前で降りない?」
と誘われました。
2人で坂を上がり、植え替わったばかりの花壇の前を通りました。
以前なら、自分の話を始める前に友人の表情を確認していたと思います。
今は、坂の途中で見つけたものをそのまま話しています。
ほかの2人は、私たちがなぜ1つ手前で降りるようになったのか、まだ知りません。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























