「専業は気楽でいいよな」と笑った夫が翌日、義母の前で玄関に正座させられていた理由

コラム

玄関で正座する夫の前には義母、その手には夫のスマホ。「この子、あなたがいないだけで私に何回電話したと思う?」義母の第一声で、私は留守中の出来事を知ることになります。

行き先も決めないまま、私はいつもより丁寧に鍵を閉めて家を出ました。

笑って済まされた一言

夫と2人暮らしで、私は結婚を機に専業主婦になりました。前の日の夕食の席で、夫はテレビを見ながら「専業は気楽でいいよな」と笑ったのです。私は言い返す代わりに、空いた皿を重ねて台所へ運びました。言いたいことを飲み込んで手を動かすのは、昔からの癖です。洗い物の水音を聞きながら、明日の休日は家を空けようと決めていました。1日、この家がどう回るのか、夫に見てもらおうと思ったのです。

無視した3件の着信

「今日は1日、外で過ごします。夜には帰ります」とだけメッセージを送り、私は図書館と喫茶店で時間を過ごしました。昼過ぎから、夫の着信が3件。今日くらいは自分で考えてほしくて、画面を伏せました。意地が半分、実験が半分です。折り返さないまま本のページをめくる間、家で何が起きているのかまでは、想像していませんでした。

  • X
  • Line