
「私、太った?」に「知らない」と返し続けた彼→体重計を隠した私に、彼が言った一言
コラム
何度聞いても、返ってくるのは同じ言葉でした。「知らない」と言われるたびに気になるようになった私は、とうとう体重計を棚の奥へしまいました。その変化に気づいた彼が、初めて理由を話しました。
鏡の前でスカートのホックを留め直しながら、私は隣にいた彼へ聞きました。
何度聞いても「知らない」
彼と同棲を始めて2年になります。休みの日の過ごし方も食べ物の好みも似ていて、大きなけんかをしたことはほとんどありません。ただ、少し前から気になることがありました。お気に入りのスカートを履いたとき、以前よりホックが留めにくく感じたのです。鏡の前で何度か直してから、リビングにいた彼へ聞きました。「私、太った?」。彼はテレビを見たまま、「知らない」と答えました。冗談っぽく笑うわけでもありません。「変わってないよ」と言うわけでもありません。それだけで話が終わりました。毎日一緒に生活しているのだから、何かしら変化には気づいているはず。そう思いましたが、そこでさらに聞くことはできませんでした。
目を見ても、答えは同じでした
数日後、出かける支度をしているときにも同じことが気になりました。今度は彼の前に立って、「ちゃんと見て答えてよ。私、前より太った?」と聞きました。彼はこちらを見ました。それでも、「知らない」と答えました。「見てるのに?」「うん。知らない」それ以上は続きませんでした。私の体型なんて気にしていないのか。それとも、面倒だから答えたくないだけなのか。考えるほど嫌になって、その日から彼には聞かなくなりました。ただ、代わりに自分で確かめることが増えました。朝に体重計へ乗り、服を着たあとにも鏡を見る。数字が少し変わるだけで、昨日と同じ服まで違って見える気がしました。彼に聞くのをやめたのに、私は以前より自分の体型を気にするようになっていました。
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体重計を棚の奥へしまいました



























