
「お前は俺の初恋」と送ってきた元カレ→実は、初恋の相手を間違えていた話
コラム
2年間の数え直し
待つ間、私は付き合っていた2年間を最初から数え直していました。初めて2人で出かけた日、彼は雨の予報を見て傘を2本持ってきました。私の誕生日にくれたのも、折りたたみの傘でした。あのとき「傘が好きなんだね」と笑った私に、彼はうなずいただけでした。全部、私ではない誰かに向けた続きだったのだろうか。そう考え始めたところで、通知が届きました。
「……ごめん。間違えた」
それだけでした。私は「傘の子と私、どっちと付き合ってたの」と打ちました。意地の悪い質問だとわかっていましたが、聞かずにいられませんでした。今度の返信は早かったです。
「お前だよ。それだけは間違えてない」
そして……
私はそのメッセージに返事をしませんでした。彼の初恋が私ではなかったことより、2年間の間彼が一度もそれを確かめなかったことのほうが、今も引っかかっています。ただ、雨の予報を見るたびに、2本の傘を提げて改札に立っていた彼を思い出します。あれは間違いではなかったと、今は思うことにしています。
(20代女性・販売員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























