「好きな人できた」で止まった下書きを彼女に見られた俺→本当はその先まで打つつもりでした

コラム

責める言葉のない返事

洗いかけの鍋をシンクに残したまま、次のメッセージを待ちました。

「ちゃんと聞くから、会って話したい」

責める言葉は、1つもありませんでした。先に疑ったのは俺なのに、彼女は決めつけず、俺の話を聞こうとしてくれているように読めました。

途中で止めたまま忘れていた下書きが、こんな形で伝わってしまった。彼女が会って聞くと言ってくれた今、あの続きから説明しなければと思いました。

そして...

返事を打てたのは、ずいぶん経ってからでした。

「明日会える?続き、ちゃんと話す」

既読は、つかないままでした。

未読のメッセージの下で、入力欄は空になっていました。同期が誰なのか、あの3回の連絡が何だったのか、彼女に聞いたことは一度もありません。あの下書きの意味を説明する前に、まずそれを自分の口で聞くつもりでした。スマホを充電器につなぎ、洗いかけだった鍋を、もう一度洗い始めました。

(20代男性・システムエンジニア)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line