「しばらく連絡できない」とだけ送った俺→本当の理由は、試験より去年のことでした

コラム

一番上に並んでいた問いかけ

黒いアイコンにしてから4日が過ぎたころ、ケースを開けると、一番上にこのメッセージがありました。

「私、何かした?」

自分が送ったメッセージを、そこで初めて読み返しました。この問いを送らせたのは、理由も期限も書かなかった俺のほうです。理由を探す役を、彼女に押しつけていました。

15分が過ぎる前に、急いで打ちました。

「何もしてない。俺の問題なんだ。終わったら全部話すから、少しだけ待ってて」

試験のことは、この時もまだ書けませんでした。それでも、これ以上彼女に理由を探させるわけにはいきません。

ほどなくして「わかった。待ってる」と届きました。その返事を読んでから、ケースのふたを閉めました。

そして...

試験当日、会場から戻ってケースを開け、アイコンを海の写真に戻しました。彼女には「終わった。今から話しに行っていい?」とだけ送りました。受かったかどうかは、まだ分かりません。去年のことから話そうと決めて、既読がつくのを待ちました。

(20代男性・設計事務所勤務)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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