
「私、朝弱いからそっちが合わせて」毎回集合時間を変えさせる友人→一度だけある予定を優先してみた
コラム
待ち合わせ場所に着くと、友人がもう立っていました。集合時間をずらすのが当たり前だった彼女が、その日は約束の10分前には、もう待っていたのです。
スマホが鳴ったのは、翌日着ていく服を選び終えた直後のことでした。「やっぱり時間を遅らせたい」。友人から届いたのは、これで4回目の変更依頼です。
決まった集合時間が、決まったためしがない
大学時代からの友人と会う約束は、いつも私が提案し、彼女が時間を変更して決まります。
「私、朝弱いからそっちが合わせて」
そのメッセージが届くたびに、集合時間は30分、時には2時間と後ろ倒しになりました。それならと最初から昼過ぎに設定しても、届くのは相変わらず同じ言葉です。理由を聞いても「眠いから」と、寝顔のスタンプが送られてくるだけでした。
前日に急な変更を言われ、予約していた美容院をキャンセルしたこともあります。もちろん、彼女はそのことを知りませんし、気にする様子もありませんでした。
遅くなった集合時間に合わせて、ぽっかり空いた数時間を持て余す。そんなことが3回も続き、ついに4回目の変更メッセージが届いたのです。
動かせない予定を、先に入れておいた
そこで次に会う日は、夕方から1人で観に行く舞台のチケットを取っておきました。開演時間は決まっていて、友人の都合に合わせて後ろへずらすことはできません。
入力欄に入力しかけた、いつもの「いいよ」という言葉を消去します。
「この後に外せない予定があるから、集合時間は動かせないよ。無理なら次でもいいよ」
メッセージを送信し、スマホを伏せてテーブルに置きました。彼女の頼みを断ったのは、これが初めてです。もしこれで会えなくなったとしても構わないと思っていました。相手に合わせるのは、私だけの役割ではないはずだからです。
既読がついてから返信が来るまで、お湯を沸かして紅茶を淹れられるくらいの時間がかかりました。
「わかった。その時間で行くね」
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缶コーヒーを持って、先に立っていた友人


























